【元レベニューマネージャーが語る!】ホテル予約のポイントをご紹介

ホテル宿泊

旅行を計画しているそこのあなた!

「どこに行こうか」「現地では何を食べようか」「何日間滞在しようか」…などなど。
話をしているだけでもワクワクしますよね♪

しかし、計画に欠かせないのが「ホテルの予約」。

「楽しい計画の中でも、これだけは苦手だな…」と感じてはいませんか?
ネット予約で探すときは特に、日によって料金が違ったり沢山あるプランの中でどれがお得なのか迷ったりしてしまうんですよね。

今回はその悩みを解決すべく、ホテルをお得に予約するポイント4つと、予約する前に確認しておきたいポイント4つをレベニューマネジメントの経験からお伝えしたいと思います!

ですがその前に、「なんかやけにタイトルから出てきてるけど、レベニューマネジメントってなに?」と思われた方も多いと思うので、まずはその説明からさせていただきますね。

レベニューマネジメントってなに?

レベニューマネジメントとは顧客の需要に応じて料金を変動させ、利益の最大化を図る販売戦略です。
料金の変動自体は、需要が低い時は料金を安くし、高い時は料金を高くするという需要と供給のバランスに基づいた考え方になります。

この戦略は、ホテル業界はもちろん航空業界など、「在庫を繰り越せない」販売業界で用いられているんですよ。

具体的な考え方としては下記2点があります。

1:当日までには客室(商品)を全て売り切ること
2:安い価格帯で早期に客室を埋めてしまわないこと

実際にこの2点によって売り上げがどうなるのかを数字に表して見てみましょう。

ここでは例として4つのケースを挙げ、合計30室の客室を5日間販売するとします。

  1. 一律料金で販売して客室を売り残した場合
  2. 一律料金で販売して満室にした場合
  3. 料金を変動させて販売し、客室を売り残した場合
  4. 料金を変動させて販売し、満室にした場合

1. 5日間を宿泊料金一律5,000円で5室売れ残した場合
25室×(5,000円×5日間)=625,000円 
62万5千円の売り上げ!

2. 5日間を一律5,000円で満室だった場合
30室×(5,000×5日間)=750,000円  
75万円の売り上げ!

3. 5日間を料金を変動させて5室売れ残した場合
25室×(5,000+7,000+6,500+8,000+4,500)=775,000円  
77万5千円の売り上げ!

4. 5日間 料金を変動させて満室だった場合 
30室×(5,000+7,000+6,500+8,000+4,500)=930,000円 
93万円の売り上げ!

となります。

最初の「5日間、一律5,000円の価格で5室売れ残った場合」は1番利益が低く、最後の「5日間で料金を変動させて満室にした場合」が1番利益の最大化を図れていますよね。

高く売れる日も安いまま販売してしまうと、その安さで早期にお部屋が埋まってしまうので売上損となってしまいます。
そのため商品の在庫が限られている業界では「レベニューマネジメント」がとても重要な戦略となるのです。

【ホテルをお得に予約する!】4つのポイントをご紹介

 

ホテルや航空業界などの販売戦略、「いやな戦略だな…」と思いましたよね。

ですが、ここからはそんな戦略に乗せられずに安くお泊りいただくためのポイント注意点をお伝えします!
料金変動制について理解を深めたほうが、よりポイントの理解がしやすくなりますよ。

それでは、ホテル予約をお得にするためのポイント4つについて一つずつ確認していきましょう。

お得な「予約のタイミング」と「曜日」の選定

まずお得な「予約のタイミング」についてですが、ホテルをはじめとした旅行業界で一致している条件があります。

それは、週末や連休、夏休みやゴールデンウイークなどの長期休みに料金が高くなる傾向にあることです。
旅行業界にとってはそこが「繁忙期」。

そしてホテルでは毎年なんらかのイベントが周辺で行われる場合も料金が高くなる傾向にあります。

そのため、お得にホテル予約をするなら普段から大規模な夏祭りコンサートなどのイベントを狙った宿泊もあることを加味して考えるようにしましょう。

あわせてホテル側の「プラン販売開始のタイミング」も関わってくるようになるんですね。

大体の国内ホテルでは、当月の始めあたりに6か月先12か月先のプラン販売を開始します。
その際にホテル側は、初期設定の料金を「比較的需要が低いと想定される日」も含めて少し強気に設定をしています…
売上は取れるうちに取っておきたいからです。

その初期設定料金を上回ってしまう需要が、繁忙期やイベントのある日となります。
1か月前から2週間前くらいまで、1人10,000円代を超えるような高い料金でも予約が殺到するため、ホテル側は更に値上げをしていきます。

上記をふまえて、おすすめなタイミングを見ていきましょう。

予約のタイミング

繁忙期やイベントがある日

1か月前くらいから2週間前くらいがピークで料金が高くなる傾向があるため、余裕をもって予約をするなら初期設定料金となる販売開始時から2か月前までの予約がおすすめです。

例として、2024年8月31日に秋田で開催される日本三大花火大会「大曲の花火」に行くための宿泊を計画しているとします。
2024年8月5日に予約をして、1人1泊分の料金が通常の需要である日とどう変わる
のかを見てみましょう。

※予約ホテル:「ホテルルートイン大曲駅前

8月30日(金)から1泊で予約する場合
出典元:楽天トラベル

9月6日(金)から1泊で予約する場合
出典元:楽天トラベル

今回はクーポン利用があって少し安くなりますが、通常の金曜日と比べて11,600円も差がありますね。
ちなみに、1週間前あたりから料金が発生しない2日前まではキャンセルが出てくるため料金が1番安くなるタイミングです。

欲を言うならここを狙っていただきたいところですが…。
必ずそうなるとも限らないため、やはり余裕を持って予約するのが無難ですね!

閑散期

ホテルは特に5月のゴールデンウイーク明けから7月の夏休み前1月の正月明けから3月にかけてが閑散期となります。
また、これは地域の違いにはなるのですが、東北の冬は雪国と言われるくらいかなり雪が積もるので、閑散期が12月下旬から3月にかけてと長期的になります。

例として2名で青森旅行を計画し、2024年8月5日に予約するとします。
閑散期に入る前の11月の週末と閑散期真っ只中ですが正月休みがある1月の宿泊で、料金がどのように変化するのか見てみましょう!

※予約ホテル:「リッチモンドホテル 青森」

11月2日(土)から1泊で予約する場合
出典元:楽天トラベル

1月1日(水)から1泊で予約する場合
出典元:楽天トラベル

このように普段から9,000円代などで設定しているような少しお高めのホテルグループでも、東北だと閑散期は8月の予約時点で既に1人5,000円代など低めに設定をしているんですね。

料金変動としては、1か月前の中旬あたりから当日まで更に下げる傾向にあり、直近になればなるほど安くなるのでこのタイミングでの予約がおすすめですよ!

ここまで予約のタイミングについてご紹介しましたが、長期休み中ではなく有給休暇での旅行を計画している方にとってはとくに、どの曜日を狙うかが肝心となるでしょう。

お得に予約できる曜日については、下記を参考にしてください。

曜日ごとの料金の違い

曜日ごとの料金でいうと、日曜日から木曜日は比較的料金が低く、週末の金曜土曜日料金が高いことが多いです。

特にリゾートホテルと違ってビジネス需要の宿泊に特化したホテルだと、日曜日月曜日の料金が1番安くなる傾向にあります。

例として、2024年10月に2名で北海道旅行を計画しているとします。
2024年8月5日に予約をして、金~土曜日の宿泊と日曜日~月曜日の宿泊で料金がどのように変化するのか見てみましょう!

※予約ホテル:「アパホテル<札幌すすきの駅前>」

10月の金~土曜日の宿泊で予約する場合
出典元:楽天トラベル

10月の日~月曜日の宿泊で予約する場合
出典元:楽天トラベル

このように、週末と週明けで1人2500円もの差が出ていますね。

また、連休でも連休入りは10,000円台で明ける時が5,000円台など、極端な差があることもあります。
こちらも10月の3連休で料金がどのように変化するか見てみましょう!

10月11日(金)の夜から1泊で予約する場合
出典元:楽天トラベル

10月連休明け14日(月)から1泊で予約する場合
出典元:楽天トラベル

このように1人3,000円もの差となっていますね。

曜日によっての料金差というのも、お得に予約をするためにはかなり重要なポイントとなるので是非覚えていただきたいです!

そしてここからはお得に予約できるプランやサイトにある割引きセールについてご紹介します。
あわせて活用していきましょう。

お得なプランの活用

ネットサイトに数多く掲載されているプラン。

「早割り」や「連泊」、「レイトチェックアウト」などホテルによって出しているプランは様々ですが、結局どれがお得なのかいまいち分からないことはありませんか?

まずは全てのホテルで共通して出しているプランがあります。

それは、「素泊まりプラン」です。

一般的に、「ベストレート」や「スタンダード」、「シンプルステイ」などと記載されていることが多いですが、これがそれぞれのホテルの「基本料金」で出しているプランとなります。
そのため、他のプランを見るときは大元の「素泊まりプラン」を見つけることで、その「基本料金」から価格がいくら割り増しになるか、あるいはお得になるのかを比較することが可能となるわけです。

例えば、「レイトチェックアウトプラン」は通常朝10時までにチャックアウトをしないといけないところ、11時や12時というように朝の時間に余裕をもってチェックアウトできるというのが特徴のプランですよね。
ですがその分、基本料金より10%~15%割り増しの料金になっているというのはご存じでしたか?

「○○付きプラン」と謳っているような何かしらの付加価値が付いたプランも、実際にはその分が宿泊代に含まれていることがほとんどなので、サービスとしてプランにあると勘違いしないようにしましょう。

それ相応の金額にはなりますが、あくまでも普段の日常では体験できないような宿泊を1つのプランで楽しむことができるのが上記のようなプランなので、「損してるじゃん!」とは思わないでくださいね。

さて、ここからは料金がお得になるプランをいくつかご紹介します!

早割りプラン

 

早期割ともいうのですが、「提示されている日数より前に予約すれば何%割引き」という内容のプランになります。
一般的には「早割り7プラン」や「早割り14プラン」、なかには「早割り90プラン」なんていうのもあります。

「早割り7」は7日前までに予約すれば基本料金から5%割引きになり、「早割り14」は14日前までに予約すれば10%割引きになるというように、早期になればなるほど割引き率も高くなってかなりお得なプランです。

しかし、早割りは事前決済のみの支払いでキャンセル不可なプランとなるので、そこだけ要注意しましょう。

連泊プラン

 

連泊プランは「提示されている日数分以上の宿泊予約で1泊につき何%割引き」というような内容のプランになります。
一般的には「3連泊プラン」や「7連泊プラン」、多くて「30連泊プラン」があります。

3連泊は1泊につき5%割引き、7連泊は1泊につき10%割引きというように連泊数が多いほど割引き率も高くなるので、こちらもお得になるプランです!

しかし、もし10連泊するとなった場合に「3連泊プラン」と「7連泊プラン」を併用するといったような予約はできないので注意しましょう!
10連泊ならもちろん「7連泊プラン」を選んでくださいね。

朝食無料プラン

 

そもそもプランに組み込むのではなく、ホテル自体が朝食を無料としているところもあります。
ですがその分プラン全部に朝食代も組み込まれているので、食べなかったらもちろん損になりますよね。

その点、「朝食無料」や「朝食おためし」などと謳っているプランがある場合は基本料金と同じ価格で朝食が食べられるのでおすすめです!

駐車場無料プラン

 

駐車場代が最初から無料のホテルなら良いのですが、有料だと1日500円から高くて1000円かかってしまうところもあります。

このプランなら何連泊しても駐車場代を気にすることなく宿泊を楽しめるので見つけたら是非活用していただきたいです。


他にも、ホテル独自で出しているお得なプランはたくさんあります!
楽天トラベルやじゃらんなどのOTAサイトではないような、ホテルの公式サイトでしか予約できない「公式限定プラン」なんていうのもあるんですよ。

ぜひ、「基本料金」のプランと比較しながら自分たちの旅行にピッタリなプランを見つけていきましょう。

予約サイトの割引きセールやクーポンの利用

 

さきほども出てきたOTA(Online Travel Agent)ですが、これはホテル予約などの手配を行うオンライン上の「旅行会社」のことをいいます。

代表的なOTAといえば、国内ではさきほどの「楽天トラベル」や「じゃらん」、国外だと「Booking.com」や「Agoda」があり、今やホテル宿泊の多くがネット予約となっています。

そこで、よりお得に宿泊するためにプランと一緒に活用していただきたいのが、各OTAサイトが出している「割引きセール」や「割引きクーポン」です。
ここでは主要国内サイト2つでご紹介しますね。

まず、楽天トラベルはなんといっても「楽天スーパーセール」です!
毎年3月、6月、9月、12月の4日~20日の間で開催されています。

このセールは宿泊代が最大で半額以上お得になり、同時に配布されているクーポンも併用可能なので元の宿泊代よりもかなり安く宿泊できること間違いなしです。

ぜひ、セール期間が近づいてきたらチェックしてみてください。

また、毎月「5と0のつく日」には最大で20%offのクーポンが配布されるなどクーポンの種類もさまざまなので同時にチェックしましょう。

出典元:楽天トラベル

じゃらんの場合は「じゃらんスペシャルウィーク」というセール期間があります。
毎年開催される日にちはバラバラですが、4月初旬を始めとして2か月おきで19日間開催されるイメージです。

このセールも半額で宿泊できたり最大で10,000円の割引きクーポンがゲットできたり、そしてポイントが還元されたりと、かなりお得になるのでおすすめです!

【じゃらんスペシャルウィーク】はこちらから

また、毎月20日から「じゃらんのお得な10日間」というセールも開催されます。
最大で15%宿泊代が割引きになったり、こちらも最大10,000円のクーポン配布があったりとお得になるのですが、スペシャルウィークとの併用はできません

そのため今計画している旅行にどちらのセールが最適になるのか、よく検討してみてくださいね。


出典元:じゃらんネット

【ちょっと待って!】予約する前に確認しておきたい4つのポイント

さて、お得にホテルを予約するポイント4つが分かったところで早速実践していきたいところですがちょっとお待ちください!
予約しようとしているそのお部屋のタイプ、予約のキャンセル料などはしっかりと確認していますか?

予約をする前に、確認しておきたい4つのポイントについて見ていきましょう。

客室の違いを理解しよう

当日チェックインされるお客様の中には、まれに「思っていた客室と違うから変更したい」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

しかし、当日にお部屋が変更できるとも限りませんし、何より楽しい旅行のはずがこういうトラブルなどがあっては台無しになってしまいます。

人数やベッド数などによって最適な客室は変わるので、下記を参考に目的に合ったタイプを把握しておきましょう。

客室 人数 ベッド数 特徴
シングル 1名利用 1台 1名利用のベッドが1台ある。
セミダブル 1名~2名利用 1台 2名利用ができる広さのベッドが1台ある。
ダブル 2名利用 1台
ツイン 2名利用 2台 2台のベッドがあり、1人で1つのベッドが使える。
トリプル 3名利用 1台~3台 1台のベッドで3名か1台のベッドに2名とシングル用ベッド1台に1名、3台のベッドで1人ずつ使えるなど、ホテルによって変わる。
クアッド 4名利用 1台~4台 1台のベッドで4名かダブル用ベッド2台で2名ずつ利用、4台のベッドで1名ずつ使えるなど、ホテルによって変わる。
和室 1名~6名利用 1台~3台 布団のみが一般的だが、和室にベッドを設置するホテルも増えてきている。
2名利用のベッドが1台~3台などホテルによって変わる。
また、団体利用に適した部屋である。
ユニバーサル 2名~3名利用 2台~3台 バリアフリールームともいう。
身体が不自由な方も宿泊できるよう、安全面や使いやすさに配慮した部屋で1人で1つのベッドが使える。

また、部屋タイプごとにランクも存在します。

例えばシングルではエコノミーシングル、スタンダードシングル、デラックスシングルといったようなランクがあり、ベッド幅や客室面積、
設備などのグレードもUPします。

一緒に確認しておきましょう。

客室ランク 特徴
スイート ホテルの中で最高級な客室で、複数の部屋に分かれているなど客室面積が広くなる。
建物最上階に設けられ、内装や備え付け家具も豪華になるなど他の客室との差別化がしっかりと図られている。
ジュニアスイート スイートと同等の極上のサービスを受けることが出来るランクではあるが、部屋の境界が曖昧な造りで客室サイズがスイートよりも小規模となる。
エグゼクティブ スイートと同等の極上のサービスを受けることが出来るランクの客室。
エグゼクティブランク以上の部屋は、ホテルの高層階に設けられる。
デラックス 客室の広さや充実したサービスと設備等、ホテルでの滞在を重視した客室。
デラックスから豪華な客室が演出されるようになる。
スーペリア 標準ランクのスタンダードよりも少し上等のランクで、部屋の構造がゆとりを持って造られていることが多い。
モデレート スーペリアとスタンダードの中間ランクの客室で、スタンダードルームよりも少し上として位置付けられることが多い。
スタンダード 部屋の広さやサービス・設備などは標準ランクの客室。
客室の広さや設備などは豪華ではないが、滞在する分には過不足がないと感じられる。
エコノミー 一般的に一番お得感があるタイプの客室。
コンパクトな部屋であるが、必要最低限のサービスと設備がある。
バジェット とにかく予算を低く抑えたい利用者向けの客室。
客室の広さやサービス・設備などのグレードが一番低くなる。

参考元:旅ブログCOTTAGE

客室選びとあわせて「禁煙」と「喫煙」部屋の予約間違いにも注意したいところです。

ビンテージスタイルのホテルだと客室の種類とあわせて「禁煙」か「喫煙」かを選ぶことができます。
当日満室になれば当然お部屋を変えることはできないので、予約時点でどちらを選択したのかしっかりと確認してくことも大切です。

しかし、もともと喫煙部屋だったのを禁煙部屋にするケースもあります。
消臭対応はしていますが、それでもやはりたばこのにおいは染み付いてしまっていることのほうが多いです。

とはいえ、最近のホテルではフロアにスモーキングルームが設置されて全客室が「禁煙」のみとなっているところも増えてきているので、たばこのにおいが苦手という方やお子様連れの方はとくに、全室禁煙ホテルでの宿泊をおすすめします!

客室設備やアメニティを確認しよう

あわせて客室設備やアメニティもチェックしましょう。

例えば「コインランドリー」。
特に長期宿泊の際にはあったら嬉しい設備ですが、設置していないホテルもあります。

また、「空調設備」のチェックも欠かせません。
ホテルの空調設備は、「個別空調」と「全館空調」の2種類があります。

個別空調の場合は1室1室にエアコンが設置されていて自分で温度調整を行うことができる一方で、全館空調の場合は館内で統一されているため自分で温度調整をすることはできません。

空調設備はお部屋の快適さにかなり影響するため、真夏や真冬での旅行は特に「個別空調」になっているホテルでの宿泊をおすすめします!

一方アメニティでは、ホテルにあるものだと思ったらなくて結局コンビニに買いに行くなんていうケースがよくありますよね。
ホテルで一般的に常備されているのは、「くし・歯磨きセット・めん棒・カミソリ」の4点で、ボディタオルや洗顔料、化粧水などが充実していることの方が少ないです。

ですが、女性の宿泊にも特化しているホテルやホテル自体が宿泊の目的となるようなところだと、上記やヘアオイルなどあったら嬉しいアメニティがしっかりと充実しているんです。

そのため、予約しようとしているそのホテルにはどんなアメニティが常備されているのかも確認して持ち物の準備をしていきましょう。

客室設備やアメニティは、楽天トラベルの「施設紹介」やじゃらんの「基本情報」、もちろん公式HPでも確認できますよ。

出典元:楽天トラベル

車の場合は駐車場の場所を確認しよう

車での移動を予定しているなら、駐車場の場所も確認した方がいいです。

もちろん道路沿いのホテルであれば敷地内に駐車場があることがほとんどですが、駅近のホテルだと駐車場が敷地外になってしまうところもあります。

敷地外の場合は車を置いてから徒歩でホテルに向かわないといけなくなってしまうので、不便に感じる方は特に駐車場の場所も考慮してホテルを選びましょう。

OTAサイトでも【地図・アクセス】の欄に駐車場についての案内が記載されているのでぜひチェックしてくださいね。

それでも場所の記載がない場合には、サイトの口コミ欄か公式HPのアクセス欄に駐車場の場所について記載されていることが多いので見てみましょう。

一番手っ取り早く確実に分かる方法は直接ホテルに問い合わせて確認してみることです!

キャンセル料の発生日を確認しよう

また、ホテルによってキャンセル料の発生するタイミングは違うのでしっかりと確認しましょう。

基本的なキャンセルポリシーについてはもちろんプランにも記載されていると思いますが、予約したいホテルで「宿泊約款」と検索して見ていくと表で確認することができます。

出典元:リッチモンドホテル宿泊約款

あわせてさきほどの早割プラン同様、とくに大きなイベントに合わせた宿泊プランだと通常のキャンセルポリシーと違うことが多いので注意しましょう。

その場合は、プランにも「通常のキャンセルポリシーと変わるのでご注意ください」というような文言がしっかりと記載されているはずですよ!

例.ルートイン大曲駅前のキャンセルポリシー【通常・大曲花火大会時】

通常プラン 大曲花火大会プラン

出典元:楽天トラベル

まとめ

今回はホテルのレベニューマネジメント経験から、みなさんにお得に宿泊するためのコツや予約前に注意したいポイントを解説させていただきました。

いくつかの例もご紹介しましたが、予約のタイミングや曜日によってかなり料金差がありますよね。
この2点を意識しつつ、お得に宿泊できるプランやサイトの割引きセールをあわせて活用することで普段なかなか手を出せないようなホテルでも10,000円以内で宿泊できたりしちゃいます。

ですが、ただ予約をするのではなくホテル宿泊の際にトラブルやがっかりしてしまうなんてことがないよう、予約前に4つのポイントもしっかりと確認しておいていただきたいです。

ぜひ、これらを実践してお得でリッチな旅行を楽しんでくださいね!

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